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貧乏出身。現在進行形で貧乏な20代の若者が30年後に金持ちになるまでの軌跡を見せる。楽天VTIと運命を共に

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<Web漫画レビュー> ~吉田覚さんの『働かないふたり』の142話『冷たい娘』~ の読了感がすごくいい。控えめに言って神<ついでに感傷に浸る>

どうも、僕です。

 

良い作品に出会えたので紹介を。そして少し思い出に浸ろうと思う。

 

 

 

 

 

 

働かないふたり

文字通り『働かない』二人の日常を描いた漫画である。

kuragebunch.com

対人関係が苦手な"働かない"妹と、どういうわけか"働かない"兄が"働かない"日々を ぼちぼち生きる。世間様にはあんまり顔向けできないニート兄妹漫画、はじまるよぉぉぉ。 

 

多分界隈では有名なのだろう。長く続いているようだし、なにより面白い。僕は残念ながら今日存在を知ったので今まさに読み漁っているところだ。

 

正直全部読んでほしいし紹介したいが、それは物理的に無理なので断念。代わりに今のところすごくいいな、と思った話があるのでそれを紹介する。

 

 

#142 『冷たい娘』

第39回に記載されている。というか上のリンクを踏んだらそのままアクセスできるようにしているので読んでくれ。僕は著作物である漫画を切り取って貼るとかはしたくないのでね。代わりに文字で簡単に説明するぞよ。

 

注目のシーン1つ目。

 

  • 『働かないふたり』の父親が、年頃の娘がいる同僚の愚痴を聞く
  • 曰く、その同僚は娘に嫌われているらしい
  • 父親は「うちはだいじょうぶかな」とゆるい表情で返す
  • そして「娘は働いてないけどな」とにやけながら言い、「その兄も働いていない」ともはや笑いながら付け加える
  • それら発言に慌てる同僚をよそに「いろいろあるさ 家族なんて」で締めくくる

 

 

2つ目。

 

 

  • 帰宅した父親。出迎える娘とその兄を見て「問題がない家とはいえないが まあ幸せだな」と心の声をこぼす。

 

 

以上。これを読んで僕はすごくいい気持ちになった。この気持ちは僕だけのものだが、一応少し解説する。

 

 

まあ幸せだよねこれ

まず1つ目について。

 

父親が娘とその兄に対し信頼していることを説教臭くなく自然に示すシーン。20歳を過ぎて日がな家に引きこもっている二人をして「だいじょうぶ」と言える器のデカさ。

 

なによりもこの家族全体に漂う余裕が読み取れる。相互に居心地のいい空気を生み出しているこの感じ。素晴らしい。

 

 

そして2つ目。

 

確かに働いていないことは現代社会において問題ではある。しっかりしている兄は別にして、極度の人見知りである娘は、両親の死後に一人で生きていくのははっきり言って難しいだろう。

 

父親は現実逃避をしているわけではなく、しっかりと問題を認識したうえで娘とその兄を信頼しているのだ。絆ってやつだな。素晴らしい。

 

そしてその問題もこの瞬間は「たいした問題ではない」のだ。だって雨風をしのぐ家があって、そして何より家に帰れば家族が笑顔で出迎えてくれる。これが幸せでなくてなんなのだろうか。素晴らしい。

 

 

これらを表現する技量が高いのもグッド。特に作者さんは擬音の使い方が抜群にうまい。

 

「どたどた」と子供たちが玄関に駆け寄ってくる様子。1コマ使って「にこにこ」と父親を笑顔で見つめる子供たちの様子。

 

読んでいると、「あぁ、幸せだなぁ」と自然と声が漏れてしまう。そんな光景を演出する。

 

 

この作品、好き。僕はこういう『生きてる』キャラクターたちが幸せそうなのを見るのが大好きだ。ありがとう作者さん。

 

みんなも読んで。他にもくどくない良い話がいっぱいだぜ。

 

 

 

そして思い出した。こういう気持ちでキャラクターたちにあこがれを持つようになったのはいつだったかを。そのきっかけになった作品たちに今僕は思いを馳せている。

 

 

※ここから自分語りタイム

キャラクターに憑りつかれ中二病を発症した青春時代

僕は14歳のころ人生で最強に文字を読んでいた。

 

デルフィニア戦記に嵌り、Web小説漁りに嵌り、奈須きのこきのこさんの著作をむしゃぶり尽くすように読み・・・・・・とにかく睡眠時間を削って文字を追っていた(ついでに中二病も発症した)。

 

正確に言えば、躍動するキャラクターたちの姿を追っていた。挿絵ぐらいしか存在しない彼らの動きを文字を通して勝手に想像し、自分もこんな風になりたいと夢を見ていた。

 

そんな僕が並行して嵌ったのは漫画だった。もちろん紙媒体も読み漁ったが、Web漫画にも熱心だった。

 

ふと気になったのだ。僕の青春を彩ったWeb漫画たちは、今どうなっているのだろうかと。まだ残っているのだろうか。

 

 

 

懐かしきWeb漫画たち

検索してみた。

 

べどらぶ ~ベタなドラのラブコメの略~

2nd.geocities.jp

 

ドラえもんの再構成もの、と言えばいいのか。あとキテレツ大百科とか〇ィズニーとかちょいちょい出てくる。フラッシュの影響でネットがパロディ全盛期だったのが思い出される。

 

現在更新は停止。だがまだ読めることに感激。前半はほのぼのギャグ、そして後半になるにつれてアクションが見ものになる。風呂敷が広がりまくり、やたらかっこいい二つ名が出てくるので当時の僕の中二病発症に大いに貢献。

 

そして何と言ってもキャラクターが魅力的である。こう、中二病魂をくすぐるというか・・・・・・ちょっとダサかっこいいみたいな要素が随所にちりばめられていて、それでいてきちんとかっこいいところもあるというメリハリの良さ。

 

今読んでも名作である。

 

 

ピーチボーイリバーサイド

ilovecool.web.fc2.com

 

クール教信者さんの作品。『旦那が何を言っているかわからない件』とか『小林さんちのメイドラゴン』などアニメ化された作品も手掛けているすごい人。

 

こちらも更新停止。んで、これもまたパロディ作品である。昔話の桃太郎をベースに、しかし膨大なオリジナルキャラクターたちが躍動するアクションあり愛憎ありインフレありありの、これまた中二心をくすぐってくる作品だ。

 

試しに1~10話を読み直したが、やはり面白い。是非読んでみてね。

 

 

更新こそ途絶えているものの意外と生き残ってる

ド嵌りしていた作品がもう一度読めたのはなんだか嬉しい。と同時に時代の流れを痛感する。ピーチボーイなんて2008年連載開始だってさ。マジで14歳くらいでピンポイントで嵌ったんやなぁとしみじみ。

 

みんなも昔嵌ってた何かにもう一度会いに行ってみてはどうだろう。きっといい気持ちになれるぞ。

 

 

 

ではでは